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ドーム
ドーム()は、建築における屋根の形式のひとつで、半球形をした屋根のことである。 == 概要 == ドームは、アーチの頂部を中心として水平に回転させた形状をしている。構造的にもアーチと類似しており、自重やその他の荷重をドームの面内に沿って下部に伝えるため、面外に屋根を支える支柱や壁が不要である場合が多い。このため、大空間を覆う屋根として適しており、かつ、構造上、高さが必要で荘厳な空間が形成されることから、歴史的に、古代ローマのパンテオンをはじめとする宗教建築に多く用いられてきた。 日本語では、丸(円)屋根(まるやね)、丸(円)天井(まるてんじょう)、穹窿(きゅうりょう)等とも言う。イタリアの教会堂に対しては、イタリア語のクーポラ(cupola)という呼び方が用いられることがある。クーポラつまりキューポラとは、屋根上部に突出した、屋根よりは小さい構造物のことである。In architecture, a cupola is a small, most often dome-like, structure on top of a building. Often used to provide a lookout or to admit light and air, it usually crowns a larger roof or dome.Wikipedia イタリアの大きな教会堂の多くは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のようにドーム頂上部に突出したクーポラを持つため、クーポラを持つ教会堂そのものをクーポラと呼ぶようになったのである。クーポラを持たない教会堂はドゥオーモと呼ぶ。日本ではかつて溶銑炉のことをキューポラと呼んだが、これは鋳物工場の屋根から突出している溶銑炉の排煙筒をキューポラと呼んだため、溶銑炉そのものをキューポラと呼ぶようになったのである。なお、英語 dome はイタリア語で教会堂のことを duomo (ドゥオーモ)と呼ぶことに影響を受けている。どちらも語源はギリシア語 domos (家、住居)であり、イタリア語の用法は元来「神の家」の意であった。 ドームと同様にアーチを基本形とした屋根で、アーチを水平に押し出した形状のかまぼこ形の屋根は、ヴォールトと呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドーム」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dome 」があります。
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