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丹頂チック : ウィキペディア日本語版
丹頂チック[たんちょう-]
丹頂チック(たんちょう-、TANCHO TIQUE)は、マンダムから発売されている男性用化粧品の一つである。
1933年に発売され、現在まで販売され続ける商品としてその名を知られる。「チック」はコスメチック (''cosmetic'')を略してつけられた名称である〔http://www.showanavi.jp/madaaru/read/03/03.php〕。
== 歴史 ==

=== 前史 ===
チックは日本が明治期に入り、国内で流通していたびん付け油に変わるものとして、1900年代初頭から、フランスから輸入され始めた。国内では仏・ピノー社から発売されていたチックが、当時最も売れていたため、大阪で輸入雑貨品の販売を専業としていた大崎組商会を経て、同社倒産後はその後継として設立された、金鶴香水の初代社長として抜擢された西村新八郎も”海外から入ってくる製品に外貨を渡すのではなく、自らで製品を開発せねばならない”と危惧していた一人であった〔 竹内書店新社編集部『超ロングセラー大図鑑』参照。〕。
こうした中で「丹頂チック」は1933年(昭和8年)4月1日に発売される〔マンダム公式サイト内の「社史 」の記述を参照。〕。手を汚さず、持ったままで塗って髪形を整えられることに加え、折りしも当時国内情勢不安定下の中、また国産品愛用の動きも寄与したこと、さらには当時の日刊紙に「國産化粧品の最高基準品!パリー製に優る丹頂チツク」というキャッチフレーズを擁した広告を幾度も掲載したことで、評判を呼ぶと共に当時のモボ・モガたちに愛用され、戦前戦後を通して、同社最初の大ヒット商品となり、同社を支える柱となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「丹頂チック」の詳細全文を読む



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