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果物(くだもの、 フルーツ)は、食用になる果実。水菓子(みずがし)〔によれば、「水菓子」は、果物が菓子を意味していたことの名残り。果物や木の実は弥生時代以降の食料環境の変化に伴いって食料から徐々に嗜好品としての側面が強くなり、長い年月をかけて「菓子」の一分野となった。「菓子」の字義からも果物などが菓子をさしていたことが解る。〕、木菓子(きがし)ともいう。 一般的には、食用になる果実及び果実的野菜のうち、強い甘味を有し、調理せずそのまま食することが一般的であるものを「果物」「フルーツ」と呼ぶことが多い。狭義には樹木になるもののみを指す。だが、(広く)多年性植物の食用果実を果物と定義する場合もあり、農林水産省でもこの定義を用いている〔農林水産省「消費者相談」の回答 より〕。 == 概説 == 果物とは、食用になる果実のことである。 果物はさまざまな栄養素を含んでいる。人体に必要な糖分やカリウムが豊富なものも多い。果実を乾燥させ、ドライフルーツとする例も多い。乾燥させた場合、糖分の濃度が高くなり、保存に適する。なお乾燥した国では水分の補給源としても重要な役割を果たしている。日本では果物は、糖分補給のため(甘みを楽しむため)や、ビタミン源として摂られてきた歴史がある。 糖分だけでなく酵素を含み、(さほど手間をかけずとも、つぶして放置するだけで)それ自体で発酵し酒となるものもあり、酒の原料としても用いられてきた。特にブドウのワインは地中海周辺やヨーロッパ、そして欧米諸国(南米、オーストラリアも含む)で非常に広まった。リンゴなども同様である(シードル)。 料理に利用する例も多い。その甘みや酸味を利用したり、種によってはタンパク質分解酵素を含む(パイナップル・パパイヤなど)ため、肉類を柔らかくする効果も持っている。 (なお日本では、贈答品やお見舞いの品として利用されることも多い) 熱帯果樹では「三大果物」と呼ばれるのがマンゴー・チェリモヤ・マンゴスチンである。ドリアンは「果物の王」、マンゴスチンは「果物の女王」とも言われる。中東ではデーツ(ナツメヤシの果実)が広く親しまれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「果物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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