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主配線盤 : ウィキペディア日本語版
主配線盤[しゅはいせんばん]
主配線盤(しゅはいせんばん)は、電話局や集合住宅オフィスビル等に設置される、通信線路の集線盤である。MDF (Main Distributing Frame) とも表記する。将来必要と予想される配線数の多芯ケーブルを幹線として配線し盤に接続しておき、需要に応じて盤内配線の変更のみで回線を構成するために設けられる。また、集合型保安器を設置しておき、落・電力線との混触などの異常電圧から屋内機器を保護している。
設置する部屋は、盗聴などを防ぐため、必要な人間以外が立ち入らないように施錠しておかなければならない。機器の動作のための十分な電源、温度調節のための空調設備も必要である。さらに、機器の増設・入れ替えのための余裕ある空間の確保が望ましい。
主配盤と表記されている場合もあるが、少なくとも通信関係法令では主配盤が用いられる。(主配盤は、受電設備において配線用遮断器開閉器を収納する盤である)
== 電話局の主配線盤 ==
電話局では中央集配線盤とも言い、通信線路と交換機との間で、配線・集線を行う。デジタル加入者線では、スプリッタで配線を分岐しDSLAMに接続する。またドライカッパを用いる直収電話サービスでも、ここから他の電気通信事業者電話交換機に配線する。
無人化のため、通信回線による遠隔操作ロボットアームでジャンパーピンを抜き差しして、内部接続の変更が行えるものが実用化されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「主配線盤」の詳細全文を読む



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