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スカイライナー()は、京成電鉄の京成上野駅 - 成田空港駅間を成田空港線経由で運行する座席指定有料列車の列車愛称、かつ登録商標〔日本第2069128号、第2601130号、第3027641号、第3028318号、第3036269号、第3036271号、第3248097号〕で、同社内における最速達の列車種別。料金不要の快速特急・特急とは別の列車である。 本項では本線経由で運行し、同じ車両を使用する座席定員有料列車の「モーニングライナー」「イブニングライナー」および「シティライナー」〔大塚良治『「通勤ライナー」はなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのか』東京堂出版、2013年12月、38頁。〕について、また京成電鉄における歴代の有料列車の沿革についても記述する。 == 概要 == 東京都区部から成田空港への空港アクセス列車として、1978年(昭和53年)の新東京国際空港開港と同時に運行を開始した。「スカイライナー」の名称は、空港連絡列車の愛称として、日本全国の小学生からの公募により決定された。 開港当初は、新東京国際空港への唯一の空港連絡鉄道手段であったが、当時は成田新幹線計画があったため、京成電鉄の成田空港駅(現在の東成田駅)は空港ターミナルから約1km離れた場所に設置された。これにより同駅から空港ターミナルビルへ行くには、路線バスへの乗り継ぎが必要とされたことから、「スカイライナー」はリムジンバスなど他の交通機関との競争で苦戦を強いられた。その後、成田新幹線計画の消滅などにより、1991年(平成3年)3月に東日本旅客鉄道(JR東日本)とともに空港ターミナルビル直下となる、現在の成田空港駅への乗り入れを果たしている。 1979年(昭和54年)9月から、成田山新勝寺参詣客の利便性向上を目的に京成成田駅にも昼間時間帯の「スカイライナー」が停車するようになり、2003年(平成15年)7月より、ほぼすべての「スカイライナー」が停車するようになった。また2006年(平成18年)12月から、京成船橋駅にもほぼすべての「スカイライナー」が停車するようになり、「成田エクスプレス」が通過する千葉県中央部と成田国際空港との連絡列車としての側面を持つようになった。 2010年(平成22年)7月には、京成成田空港線(成田スカイアクセス)が開業し、従来の京成本線を経由するルートから同線経由へ運行ルートを変更、それまで日暮里駅 - 空港第2ビル駅間で51分かかっていた所要時間が36分へと大幅に短縮されている。なお、従来「スカイライナー」が運行されていた京成本線には「シティライナー」を新設し、京成成田駅や京成船橋駅などかつての「スカイライナー」停車駅の需要は同列車が担うこととなったが、後述の理由により同列車は大幅に削減されている。 2015年(平成27年)3月14日に、北越急行ほくほく線特急「はくたか」が廃止されて以降、日本の在来線では単独トップの160 km/h運転を行う列車でもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スカイライナー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Skyliner 」があります。 スポンサード リンク
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