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九四式三十七粍戦車砲[94しき37みりせんしゃほう]
九四式三十七粍戦車砲 (94しき37みりせんしゃほう) とは、大日本帝国陸軍が1934年(皇紀2594年)に開発した口径37mmの戦車砲。九五式重戦車の副砲として開発され、後に九五式軽戦車や九七式軽装甲車などの主砲として広く用いられた。 == 審査概要 == 陸軍技術本部は昭和7年(1932年)3月30日付の陸密第261号審査命令に基づき、開発中の試製重戦車(後の九五式重戦車)に装備する目的で、主砲である九四式七糎戦車砲と共に昭和8年(1933年)4月より本砲の設計に着手した。試製砲は同年12月に完成し、竣工試験を実施した。昭和9年(1934年)3月には弾道性並びに機能抗堪試験を実施した。同年5月には竣工したばかりの試製小型戦車に搭載して射撃並びに運行試験を実施し、同年9月には試製重戦車に搭載して機能抗堪試験を実施した。以上の試験成績から本砲の実用性は十分であり性能もまた所期の要求を満たしていると認められた結果、同年11月に戦車第二連隊に実用試験を依託し、同年12月から翌昭和10年(1935年)2月にかけて満州において実用試験を実施した。 以上をもって本砲は重戦車装備火砲として適当であると認められ、昭和10年3月に仮制式が上申された〔陸技本甲第129号。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「九四式三十七粍戦車砲」の詳細全文を読む
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