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九堂夜想 : ウィキペディア日本語版
九堂夜想[くどう やそう]
九堂 夜想(くどう やそう、1970年 - )は、俳人青森県生まれ。1998年、金子兜太の「海程」入会、2003年、「海程」新人賞受賞。2004年、旧「未定」「豈」メンバーらと共に「LOTUS」創刊に参加。2006年、第二回芝不器男俳句新人賞にて齋藤愼爾奨励賞を受賞。2009年、若手俳人アンソロジー『新撰21』(邑書林)に「アラベスク」100句入集。「海程」同人。「LOTUS」編集人。
「楡よ祖は海より仆れくるものを」「みずうみを奏でる断頭台なれや」「ルフランは紙の次元へすべりひゆ」「白馬(あおうま)の夢とやなしくずしに倒れ」「孔雀大虐殺百科辞書以前」「火祭りよ陸(くが)果てのいや立ちくらみ」など、五七五定型を遵守しながらもいわゆる有季定型(花鳥諷詠)とは一線を画し、意味領域の彼岸に立ちつつ読み手の解読を拒否するかのような極めて難解な作風。語彙、措辞などの点において加藤郁乎安井浩司塚本邦雄らの影響が指摘されている。
== 参考文献 ==

*筑紫磐井対馬康子高山れおな編 『新撰21』 邑書林、2009年(作品100句のほか、田島健一による九堂夜想小論、座談会による討議も収録)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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