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九州石油[きゅうしゅうせきゆ]
九州石油株式会社(きゅうしゅうせきゆ、英文社名 ''Kyushu Oil Co., Ltd.'')は、かつて存在した、石油製品の精製・販売、ガソリンスタンドの運営などを行っていた企業である。 == 概要 == 石油元売り国内第7位であったが、原油価格の高騰で業績が悪化したことから、単独での経営を断念し国内最大手の新日本石油(新日石、現・JXエネルギー)に吸収される形での統合を決断、2008年(平成20年)3月に覚書を締結した〔経営統合に関する覚書締結について - 2008年3月18日・JXホールディングス(旧新日本石油)〕。同年6月には、合併準備として新日石以外の全株主が持つ全ての株式を九石(自己株式)80%・新日石20%となるように両社が取得することで、新日石が九石を実質的に完全子会社化する株式取得契約を締結〔新日本石油および九州石油の経営統合の方法について - 2008年6月27日・JXホールディングス(旧新日本石油)〕、翌7月には製油部門を分割して新日石の子会社である新日本石油精製(新日精、現・JXエネルギー)に移管する会社分割契約ならびに新日石を存続会社とする合併契約を締結した〔分割・合併契約の締結および経営統合に伴う組織の改正について - 2008年7月31日・JXホールディングス(旧新日本石油)〕。同年8月に新日石が実質完全子会社化、同年10月1日をもって製油部門を分割し新日精に移管後、新日石に吸収合併され解散した。 ガソリンスタンドのブランド名はSTORK(ストーク、コウノトリの意)であったが、合併に伴い新日石のENEOSに変更・統一された。 なお、合併準備前の筆頭株主は新日本製鐵で、同社の副社長経験者を社長に迎えるのが慣例となっていた。最後の社長となった木原誠もそうであり、合併準備によって新日本製鐵との資本関係が絶えても最後(合併前日)まで社長を務めた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「九州石油」の詳細全文を読む
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