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九条家本源氏物語系図[くじょうけ ほんげんじものがたり けいず]
九条家本源氏物語系図(くじょうけ ほんげんじものがたり けいず)または九条家本源氏物語古系図(くじょうけほんげんじものがたりこけいず)とは、源氏物語の登場人物を系図の形にして整理した「源氏物語古系図」の一つである。 == 概要 == 昭和時代初期に源氏物語の本文研究と古注集成のために多くの源氏物語系図を収集していた池田亀鑑のものとなって『源氏物語大成』の研究編及び資料編によって紹介されて広く知られるようになった。現在は東海大学桃園文庫の所蔵。現存部分の冒頭に「九條」なる蔵書印が押されており、かつて九条家のものであったと見られることから「九条家本」と呼ばれる。巻本1帖。字形・書風などから見て早くて平安時代末期、遅くとも鎌倉時代初期の書写と見られる。書写者を示すような記述は無く、一般的には「不明である」とされているが、池田亀鑑は「藤原長房」の可能性を指摘している。さまざまな理由から現存する源氏物語系図の中では最も書写時期が古く、形式や内容の面から見ても最も古い形を保っていると考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「九条家本源氏物語系図」の詳細全文を読む
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