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乳腺線維腺腫[にゅうせんせんいせんしゅ] 乳腺線維腺腫 (にゅうせんせんいせんしゅ、)は、性成熟期の女性の乳房に発生する良性乳腺腫瘍である(ICD10コード:D24 乳房の良性新生物 ICD-Oコード:9010/0)。自己触診で乳腺の弾力のあるしこり()として触れることができる。乳がん検診でもマンモグラフィーで境界明瞭な類円形透亮像または粗石灰化を伴う腫瘤として検出されることが多い。線維腺腫から癌が発生することはほとんどない。画像診断で癌との鑑別が困難な例では,穿刺吸引細胞診や針生検による病理検査の対象となる。大多数は未治療のまま経過し閉経期を過ぎると自然退縮することが多い。 == 疫学 == 良性病変であり正確な有病率は把握できないが、良性乳腺疾患の中では乳腺症と並んで最も頻度の高い疾患である。一般的に触知可能な腫瘤は20-30歳代に多く、マンモグラフィーで偶然発見される非触知腫瘤は40歳代から閉経期以後に多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「乳腺線維腺腫」の詳細全文を読む
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