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乾漆造(かんしつぞう)とは、東洋における彫像制作の技法の1つで、麻布を漆で張り重ねたり〔この技法は現在の繊維強化プラスチックと同じである。〕、漆と木粉を練り合わせたものを盛り上げて像を形作る方法である。 == 概要 == 乾漆造の源流は中国にあり、中国では「夾紵」(きょうちょ)あるいは「ソク(土扁に「塞」)」と呼ばれた技法である。彫像のみならず、器物や棺などの製作にも用いられた。日本では7世紀末から8世紀にかけて仏像の制作に多用されたが、平安時代以降は衰退した。乾漆造には麻布を1センチほどの厚みに貼り重ねて形成する「脱活乾漆造」と、これを簡略化した技法と思われる「木心乾漆造」がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「乾漆造」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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