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亀有公園前派出所(かめありこうえんまえはしゅつじょ)は、秋本治の漫画作品『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の派出所(交番)である。 == 概要 == 亀有公園は、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線亀有駅北口付近に実在するが、派出所は存在せず、作品中の設定である。作品の設定では、亀有公園前派出所は環七通り沿いに位置している〔実際の「亀有公園」は環七通り沿いにはなく、公園の位置・園内施設等も作品中の設定である。〕。 亀有駅北口にある亀有警察署亀有駅北口交番が作中の派出所のモデルとされる事もあるが、作者は「当時は駅北口に交番があるのを知らなかった」「当時のスタンダードな交番の形を描いた」と語っており、モデルの存在を否定している〔2006年2月18日「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」出演時の談話。〕〔亀有警察署ホームページでは亀有駅北口交番が「アニメのモデル」となったと記載しているが、当作品とは記載していない()。また、当作品公式サイト「こち亀.com」でも同交番が紹介されているが、観光名所としての扱いであり、モデルとは記載していない()。〕。 また、郵便局の計らいで、宛名に「東京都葛飾区亀有公園前派出所 両津勘吉様」と書かれたファンレターが作者の住所に届いたこともあるという〔ジャンプコミックス34巻 作者コメント〕。 また1994年から、実際の「派出所」は「交番」と呼称変更〔1994年(平成6年)6月24日 警察法第53条の5 改正 「派出所」を「交番その他の派出所」に改める。 〕されたが「いまさらタイトルの変更はできない」という理由により、タイトルも作品中の表現も派出所のままである。なお、作品中で一度だけ「亀有公園前交番」と表記されたことがあり、これを見て怒った両津が「この漫画のタイトルはどうなるんだ!」「コミックスの表紙をすべて直すと一体いくらかかると思っているんだ!」と部下の中川圭一にあたり、しまいには「わしは認めん!」と「交番」の文字をマジックで二重線を引いて消し、その上に「派出所」と書いたことがある〔89巻「中川の交番日記!の巻」〕〔タイトルでは「葛飾区亀有公園前派出所」となっているが、実際の派出所は東京都の管理下にはないため、東京都の行政区域の名称である特別区の「葛飾区」という表記が、派出所名称にはいることはない(東京都に所在する「派出所」(交番)は警視庁の各警察署に管轄される。ただし、他の道府県等、地方の駐在所などは、「村」という行政区域を表す文字を抜いて、駐在所の名称となることはある。○○村→○○駐在所)。また亀有公園は区立公園のため、葛飾区の管理下にあり、正式名称は「葛飾区立亀有公園」である。〕。 もしこの派出所が実際に存在したと仮定した場合の、正式名称は「警視庁亀有警察署 亀有公園前交番」である〔亀有公園の所在する区域を管轄する警察署は「亀有警察署」であり、「新葛飾警察署」は作中の架空の警察署である。〕。 2011年1月ごろ、亀有公園前に「こちら葛飾区亀有公園前派出所 」撮影用のロケセットとして派出所風の建物が設置された(現在は、映画の公開も終了しているため、解体されている)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「亀有公園前派出所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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