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二クロム酸アンモニウム : ウィキペディア日本語版 | 二クロム酸アンモニウム[にくろむさんあんもにうむ]
二クロム酸アンモニウム(にクロムさんアンモニウム、ammonium dichromate)は化学式 (NH4)2Cr2O7 で表される無機化合物。CAS登録番号は 。重クロム酸アンモニウムとも呼ばれる。6価クロム化合物のひとつである。擬似火山噴火の実験によく用いられるため、ヴェスヴィオ火山とも呼ばれる。 == 性質 == 室温、常圧では橙赤色~赤褐色の結晶または結晶性粉末として存在し、水、アルコールに易溶。水酸化アンモニウム中でクロム酸を反応させたあと結晶化させて調製する〔Richard J. Lewis ''Hawley's Condensed Chemical Dictionary''. Wiley & Sons, Inc: New York, 2007 ISBN 978-0-471-76865-4〕。 二クロム酸塩であるので強力な酸化剤である。 (NH4)2Cr2O7の結晶(C2/c, z=4)は、1種類のアンモニウムイオンのみが対称な位置に配置されている。C1(2,3)。それぞれのアンモニウムイオンの中央で不規則に8個の酸素原子が直線的に配置され、そのN-O結合の長さは約2.83 Å から3.17 Åである。この結合は典型的な水素結合である 。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二クロム酸アンモニウム」の詳細全文を読む
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