翻訳と辞書
Words near each other
・ 二ノ平駅
・ 二ノ森
・ 二ノ橋仮乗降場
・ 二ノ橋駅
・ 二ノ瀬バイパス
・ 二ノ瀬泰徳
・ 二ノ瀬駅
・ 二ノ膳
・ 二ノ舞きさらぎ
・ 二ノ関駅
二ヒ酸
・ 二フッ化キセノン
・ 二フッ化クリプトン
・ 二フッ化チオニル
・ 二フッ化ラドン
・ 二フッ化三酸素
・ 二フッ化二硫黄
・ 二フッ化二窒素
・ 二フッ化二酸素
・ 二フッ化四酸素


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

二ヒ酸 : ウィキペディア日本語版
ヒ素[ひそ]

ヒ素(砒素、ヒそ、、)は、原子番号33の元素元素記号As第15族元素(窒素族元素)の一つ。
最も安定で金属光沢があるため金属ヒ素とも呼ばれる「灰色ヒ素」、ニンニク臭があり透明なロウ状の柔らかい「黄色ヒ素」、黒リンと同じ構造を持つ「黒色ヒ素」の3つの同素体が存在する。灰色ヒ素は1気圧下において615 で昇華する。
ファンデルワールス半径電気陰性度等さまざまな点でリンに似た物理化学的性質を示し、それが生物への毒性の由来になっている。
== 用途 ==
生物に対する毒性が強いことを利用して、農薬、木材防腐、料理の隠し味に使用される。
III-V族半導体であるヒ化ガリウム (GaAs) は、発光ダイオードや通信用の高速トランジスタなどに用いられている。
ヒ素化合物であるサルバルサンは、抗生物質ペニシリンが発見される以前は梅毒の治療薬であった。
中国医学では、硫化ヒ素である雄黄雌黄はしばしば解毒剤、抗炎症剤として製剤に配合される。
ほとんどの生物にとっては有毒だが、ヒ素を必須元素とする生物も存在する。微生物のなかに一般的な酸素ではなく、ヒ素の酸化還元反応を利用して光合成を行っているものも存在する〔T. R. Kulp, et al., "Arsenic(III) Fuels Anoxygenic Photosynthesis in Hot Spring Biofilms from Mono Lake, California", ''Science'' 321, 967 (2008). 〕。2010年には、GFAJ-1という細菌が、生体内で使われる核酸等のリンの代わりにヒ素を用いているという発表があった〔「砒素で生きる細菌を発見」の意味 、WIRED.jp、2010年12月3日。〕が、2012年のサイエンス誌上での報告によって主張は完全に否定されている〔http://usatoday30.usatoday.com/tech/science/story/2012-07-07/arsenic-microbe/56098788/1〕〔http://www.sciencemag.org/content/337/6093/467〕〔http://www.nature.com/news/arsenic-loving-bacterium-needs-phosphorus-after-all-1.10971〕〔http://www.philly.com/philly/blogs/evolution/Bad-Science-More-Bovine-Waste-from-the-Arsenic-Bacteria-Team.html〕。詳細はGFAJ-1の項目を参照)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒ素」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Arsenic 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.