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二代目木久蔵 : ウィキペディア日本語版
林家木久蔵 (2代目)[はやしや きくぞう]

2代目林家 木久蔵(はやしや きくぞう、本名:豊田 宏寿(とよた ひろとし)、旧名:林家 きくお(はやしや きくお)、1975年9月29日 - )は日本落語家である。東京都三鷹市出身。落語協会トヨタアート所属。出囃子は「」。2007年9月21日真打昇進と同時に林家木久蔵を襲名。
== 来歴・人物 ==
玉川大学文学部芸術学科演劇専攻卒。血液型A型、身長179cm、趣味は熱帯魚、特技は日本舞踊南京玉すだれ林家木久扇の長男であり弟子。前名の「きくお」は、父・木久扇の初名である「桂木久男」から取っている。本名の宏寿は、当時、木久扇とつきあいのあった算命学の一門の師匠から、「ムネトシ」か「ヒロトシ」から付けるように云われたためで、「ムネトシ」では殿様みたいで名前負けしそうという木久扇の判断から、「宏寿」になったとのこと。
父に負けず劣らずの与太郎キャラで、ヘラヘラ笑う笑顔が印象的な人物である。2006年2月18日に結婚、同年11月に長女が誕生した。この長女には、木久扇のことを「じーじ」と呼ばせているそうだが、実際には「ジジイ」と呼んでいるとのこと(木久扇曰く、「歌丸さんじゃないんだから」)。
2代目林家三平と「プリンス二人会」を結成。また、父親同士が笑点メンバーで元彦六門下の兄弟弟子三遊亭好楽王楽親子と共に木久蔵とW親子会を行うこともある。王楽とはこの他にも二世落語家同士でもある三平(※三平のみ三世)、春蝶八光らで『坊ちゃん5』を結成し、2006年1月には四派の若手同士で『平成噺し座』を旗揚げし、メンバーとなった。
2007年9月に父から名前を譲られ(木久扇曰く、生前贈与)、2代目林家木久蔵襲名、真打昇進した。これに伴い父・木久蔵も「木久扇」に改名した。ダブル襲名の口上で、きくお改め木久蔵は、この7年前(2000年)に木久扇がガンを患ったことに触れており、「(木久扇が)元気なうちに真打昇進できて良かった。これでいつ天国に行ってもらってもいい」と述べている。
現在は古典落語を中心に演じ、父・木久扇が師匠彦六をモチーフにした『彦六伝』を持ちネタにしている一方、きくおも父で師匠初代木久蔵(当時)をモチーフにした『木久蔵伝』を作成。2006年9月には弟弟子・ひろ木との二人会で落語を披露した。父の改名後、この演目名を改題するのか、披露の予定があるかどうかは不明である。また、インプレスTV『インターネット落語会』で放送されていた記者会見では、「落語よりも、まず、いやんばか〜んダンスを完璧に踊れるようになれと言われている」と話している。木久扇一門に入門すると強制的に踊ることになっている(ただし、総領弟子林家時蔵は大師匠彦六、大師匠一門の5代目春風亭柳朝からの移籍(つまり、元々木久扇の弟弟子)であるため、時蔵以外の直弟子のみ)ダンスである。2007年おはよう笑点で木久扇一門がいやんばか〜んダンスを披露する折の親子の前振りでも、初代木久蔵(当時)がそのことについて触れている。
当初、笑点で馬鹿なことを言っている父・初代木久蔵を見て「これなら自分でもなれる」と落語家を目指した(ちなみに、木久扇に入門するに当たり、木久扇夫人(2代目木久蔵の実母)に「『花田勝治兄弟』あるいは『花田満、花田勝光司兄弟の親子』のように、弟子入りすれば、兄弟でも肉親でもないといわれるのではないか」と心配して相談したらしいが、木久扇夫人は、「角界とは違い、国技というわけではないから、落語の師匠・弟子の関係は、そんなに型にはまったものではない」といったことで、それを聞いた2代目木久蔵は、父・木久扇に入門することになったとのこと。木久扇自身は、2代目木久蔵が落語家になりたいと聞いたとき、別の師匠に弟子入りさせて、自分は相談役のような立場でアドバイスすることを考えていたとのこと)。しかし2000年にガンを患いながらも高座に立つ父・初代木久蔵の姿を見て考えを改め、春風亭小朝の下で落語を学びなおした。なお、木久扇自身も、木久蔵時代に発売された2006年の笑点本の中で、ガンになろうが何になろうが「笑点という舞台」に行きたくなるということに触れている。
2011年6月5日放送の笑点では、久々の放送となった「若手大喜利」に登場し、座布団を最も多く獲得したため(本来は、文左衛門と同数であったが、司会者お父さんにお世話になっているという理由により、木久蔵となった)、故障して動かなくなった「歌丸フラドール」が贈呈された。また、「パパがもうすぐ司会になるから、空いた俺の席を譲るといわれた」と、木久扇のネタである司会奪還をネタにしていた(司会奪還ネタは、近年では、好楽のネタでもある。このネタに、司会者は「生々しい」と突っ込んでいた)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「林家木久蔵 (2代目)」の詳細全文を読む



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