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二匹の牝犬[にひきのめすいぬ]
『二匹の牝犬』(にひきのめすいぬ)は、1964年の日本映画、R-18(旧成人映画)指定〔二匹の牝犬 - 日本映画情報システム 〕。白黒映画。東映東京撮影所製作、東映配給。主演:小川真由美、監督:渡邊祐介。併映『紫右京之介 逆一文字斬り』(主演:大川橋蔵、監督:長谷川安人)。 ==概要== 1961年に新東宝から東映東京撮影所に移籍した渡邊祐介(渡辺裕介)監督が、娯楽作を連発した後、小川真由美、緑魔子を起用して製作した"悪女"シリーズ第一作〔 〕。1960年代後半から本格化する東映ポルノの原点とも評される。小川真由美は、1963年から1964年に放送されたテレビドラマ『孤独の賭け』(NET)で初めて悪女を演じた後、本作に抜擢された〔。映画初主演となる本作でもトルコ嬢に扮し、セックスと小川の裸を売った宣伝が効を奏して大ヒットし、小川に次々と映画のオファーが殺到した。また小川の"悪女"イメージが決定的となった〔〔悪女礼讃 ~スクリーンの妖花たち|作品解説1/ラピュタ阿佐ケ谷 〕。小川の出演は所属した文学座の1963年の二度に渡る大量離脱による分裂騒動で傾いた劇団の借金返済のためといわれている〔〔〔。また本作で映画デビューした緑魔子〔二匹の牝犬(1964) allcinema Movie&DVD Datebase 〕も小川とふてぶてしい娼婦姉妹を演じて小川同様"悪女"イメージが付き、1960年代に東映の"悪女もの""風俗路線"に多数出演、任侠映画の併映作品として東映の一角を担った〔。緑は本作で第15回(1964年度)ブルーリボン賞を受賞。緑は1960年代から1970年代にかけて倦怠的なムードで特異な人気を得た〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二匹の牝犬」の詳細全文を読む
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