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紀元2千年紀(きげんにせんねんき)は、西暦紀元による2番目の千年紀(ミレニアム)である。西暦1001年から西暦2000年(11世紀から20世紀)に当たる。この項目では、国際的な視点に基づいた2千年紀について記載する。 == できごと == ; 11世紀〜14世紀 : ''西洋史において主に中世に区分される'' * 東西教会の分裂 * キリスト教圏とイスラム教圏の衝突(十字軍、レコンキスタなど) * 宋朝における経済・文化の発展、大衆文化の興隆 * ユーラシア大陸の大部分を征した連合国家モンゴル帝国の興亡 * テュルク系イスラム王朝としてセルジューク朝に続き、オスマン帝国が西アジア・東ヨーロッパに台頭(''〜17世紀'') * ペストの大流行 *: ''14世紀のヨーロッパを始めとするユーラシア大陸で猛威を振るい、全世界でおよそ8,500万人、当時のヨーロッパ人口の三分の一から三分の二にあたる約2,000万から3,000万人が死亡したと推定されている。'' * 西アフリカにおけるガーナ王国、マリ王国、ソンガイ王国の繁栄 ; 15世紀〜17世紀 : ''西洋史において主に近世に区分される'' * 東ローマ帝国の滅亡 * 欧州におけるルネサンスと宗教改革、宗教戦争(三十年戦争) * 大航海時代以降、文明の世界化がはじまる * ヨーロッパ人によるアメリカ大陸・オーストラリアの発見と植民地化 * 南北原アメリカ文明(マヤ文明、アステカ文明、アンデス文明)の滅亡 * コロンブス交換 * ヨーロッパ人のアメリカ大陸への移動 * 欧州、西アフリカ、西インド諸島等を巡る三角貿易(奴隷貿易)の全盛 * 東インド会社を尖兵とした重商主義帝国の興隆 * 砂糖・茶・コーヒー・タバコなどの嗜好品が世界各地に広まる * アジア・西ヨーロッパの経済繁栄、人口の増大 * 欧州における科学革命による宇宙観の変化と古典力学の創始、科学的手法の始まり * 西ヨーロッパで絶対王制から民主政への移行、法の支配の確立 ; 18世紀以降 : ''西洋史において主に近代に区分される'' * 市民革命と産業革命、世界に広がる近代化と工業化の流れ * ナショナリズムの高まりと民族国家(国民国家)の形成 * 農業技術の革新、物流の大規模化などによる人口爆発 *: ''19世紀初頭に約10億人だった世界人口は20世紀初頭には約15億人、同世紀末には約60億人と爆発的に増加している。'' * 農村から都市への人口移動、急速な都市化の進展 * 大量生産・大量消費の生活様式が確立 * アジア・ヨーロッパから南北アメリカ大陸など世界各地への移民、漢民族の膨張 * イスラム教世界の復古主義による再生(ワッハーブ派、イラン・イスラム革命) * ヨーロッパ人によるアフリカ・アジアの植民地化とそれらの国々の独立 * 二度に渡る世界大戦と核兵器の開発・量産 * 資本主義陣営と共産主義陣営による、世界を二分する冷戦構造の成立と崩壊 ; 2千年紀を通じて形成された事柄(成果・課題など) * 人権意識の確立 * 科学の発達と自然哲学からの分離、技術との結合 * 政治と宗教、科学と宗教の分離(政教分離) * 複式簿記・株式会社制度などを通じた商工業の発展 * 18世紀農業革命から20世紀の緑の革命に至る農業技術の革新と農村の構造変化 * 工学・医学の発達、公衆衛生思想の徹底による人類の長寿命化 * ペストやインフルエンザなど世界規模での伝染病の流行 * 古代からの伝統的統治権威体制の滅亡 *: ''東ローマ帝国、インド亜大陸の王朝、中華帝国の皇帝支配、エチオピア帝国など'' * 世界規模の戦争の勃発、ユーラシアを支配する大帝国の出現 *: ''モンゴル帝国、ロシア帝国によるユーラシア大陸の征服'' *: ''第一次世界大戦、第二次世界大戦'' * 帝国主義による世界支配国家の出現 *: ''パックス・ブリタニカ、パックス・アメリカーナ'' * 世界規模の国際協力機関の成立 *: ''国際連盟・国際連合・赤十字社・国際オリンピック委員会'' * 活版印刷からインターネットに至る情報・通信技術の発展 *: ''マスメディア、有線通信・無線通信の発明と発達、情報革命'' * 気球から飛行機、宇宙探査機に至る航空・宇宙開発の進展 * 乱獲と環境破壊による種の大量絶滅 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2千年紀」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 2nd millennium 」があります。 スポンサード リンク
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