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二卿事件[にきょうじけん] 二卿事件(にきょうじけん)は、明治4年(1871年)、攘夷派の公卿、愛宕通旭と外山光輔が明治政府の転覆を謀ったクーデター未遂事件。「外山・愛宕事件」とも呼ばれる。 ==背景== 尊皇攘夷の中心的な役割を果たしてきた薩摩・長州両藩を中心とした明治政府が成立したことにより、攘夷が断行されると信じていた全国の攘夷派は明治政府が戊辰戦争が終わると直ちに「開国和親」を国是とする方針を打ち出したことに強い失意と憤慨を抱いた。これは倒幕に参加していた薩長土肥の志士や公家の一部にも及んでいた。彼らは明治政府を倒して新しい政府を作り直して攘夷を行って外国と戦うべきであると唱えていた。。この反乱は木戸孝允らによって間もなく鎮圧されたものの、大楽は九州に逃亡して攘夷派が藩政を掌握していた久留米藩や熊本藩の河上彦斎らの支援を受けて再起を伺った。一方、大楽の救援に駆けつけていた土佐藩の堀内誠之進は京都に逃れて同地の攘夷派志士の糾合を画策した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二卿事件」の詳細全文を読む
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