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二回投票制 : ウィキペディア日本語版
二回投票制[にかいとうひょうせい]

二回投票制()とは、選挙方法のひとつ。投票を二回行うことが多いため、この名がある(必ず二回行われるとは限らない)。フランスの大統領選挙における採用例が有名である。
==概要==
多くの場合、ひとりの公職者(大統領州知事自治体首長など行政府独任制の長や、小選挙区制を採用する場合の議員が多い)を選出する際、どの候補者も最初の投票において一定数の得票に届かなかった場合に、上位の候補者のみによって二回目の投票(決選投票)を行い、それによって決着をつける(このため最初の投票で一定数の得票をする者が出た場合はその者がそのまま当選となり、二回目の投票は行われない)〔「諸外国の選挙制度 ―類型・具体例・制度一覧―」国立国会図書館 ISSUE BRIEF NUMBER 721(2011. 8.25.) 〕。上位二者のみを決選投票に残すことが多く、この場合は自動的にどちらかの候補者が過半数を得ることとなるため、Instant-runoff voting などの選好投票と並んで絶対多数制に位置づけられることが多い。長所としては幅広い支持によって公職が選出されることが期待できること、死票が抑えられることがあげられる。いっぽう、短所としては何といっても投票を2度行う手間やコストがあげられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「二回投票制」の詳細全文を読む



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