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二式三十粍固定機銃 : ウィキペディア日本語版
二式三十粍固定機銃[にしきさんじゅうみりこていきじゅう]

二式三十粍固定機銃(にしきさんじゅうみりこていきじゅう)は、大日本帝国海軍第二次世界大戦中に使用した航空機関砲である。
== 概要 ==
本機銃は海軍による要求ではなく、開戦前から九九式二〇粍機銃の生産を行っていた大日本兵器が独自に開発したものである。九九式二〇粍機銃のスケールアップ版とすることで短期間での実用化を図っており、昭和17年4月に研究に着手、昭和17年12月8日に射撃試験が行われ、単発で3発、連続で5発の発砲に成功、昭和18年5月には空中発射に成功した。本機銃は仮称二式三十粍固定機銃と仮称されていたが、昭和19年5月15日に二式三十粍固定機銃一型として制式採用された。しかし、海軍の要求によって開発されたより高性能の五式三十粍機銃の生産が開始されつつあったことから、同月中に二式三十粍機銃は生産中止となり、生産数は増加試作型50挺に止まった。二式三十粍機銃の42発入り弾倉は、九九式二〇粍機銃の100発入り弾倉と直径がほとんど同じであるため、九九式一号二〇粍機銃三型または九九式二号二〇粍機銃三型を搭載する零戦三二型~五二型雷電一一型に簡単な改造を施すだけで搭載できた。このため、試作銃を除く二式三十粍機銃は雷電一一型に搭載されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「二式三十粍固定機銃」の詳細全文を読む



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