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二式三座水上偵察機[にしきさんざすいじょうていさつき]
二式三座水上偵察機(にしきさんざすいじょうていさつき)は、大日本帝国海軍が試作した水上偵察機。制作は愛知時計電機航空機部(のちの愛知航空機)と提携していた独ハインケル社が行い、のちに愛知によって改修された。ハインケル社における名称は「HD-28」。また、「ハインケル2号水上偵察機」とも呼ばれる。 == 概要 == 1926年(大正15年)、愛知は海軍向けに長距離用三座水上偵察機として1機のHD-28をハインケル社から輸入した。HD-28はハインケル社としても進歩的な機体で、高い航続性能・耐久性・耐波性を有していた。しかし、エンジンの不評や視界不良などから実用性に乏しいと判断され、海軍は1929年(昭和4年)頃まで研究を行った後に制式採用を見送った。 機体は全鋼管製骨組の胴体と木金混合骨組の主翼に羽布張りの複葉機で、降着装置は双フロート。エンジンは 18-IIIを装備していた。なお、愛知は三木鉄夫技師を設計主務者として1928年(昭和3年)に機体の小型化、エンジンの中島 ジュピター8(離昇520 hp)への変更、座席や燃料タンクの移動を行った改良型を独自に設計したが、制作には至っていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二式三座水上偵察機」の詳細全文を読む
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