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二式二十粍固定機関砲[にぃしきにじゅうみりこていきかんほう]
二式二十粍固定機関砲(にぃしきにじゅうみりこていきかんほう) ホ5/ホ五は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の航空機関砲。二式機関砲、二式固定機関砲とも。 == 概要 == 一式戦闘機「隼」を筆頭に多くの陸軍機に搭載され、太平洋戦争における主力航空機関砲であった口径12.7mm(12.7x81SR弾)のホ103 一式十二・七粍固定機関砲をベースに、機関部などを20x94弾に対応・大型化した口径20mmの機関砲である。 軽量砲弾(弾丸)を使用するホ103の特質を受け継ぎ、本砲は同じ口径20mmながら20x125弾を使用するホ1 試製二十粍旋回機関砲・ホ3 試製二十粍固定機関砲よりも砲弾重量が約25%も軽く〔軽量砲弾ではあるが一発の射撃時の反動は約800kg。〕、アメリカ軍の口径12.7mm(12.7x99弾)のAN/M2(ブローニング M2重機関銃の航空機関銃型。ホ103のベース)より砲自体の重量は軽量に、かつサイズはコンパクトに抑えられ発射速度も勝る高性能機関砲であったが、これらの対価として(軽量砲弾ゆえに)弾道特性の悪化や威力減をまねいている。徹甲弾による射撃試験では射程100mで20mmの装甲を貫通した〔ホ3は30mmを貫通。〕。 弾種は二式曳光徹甲弾、二式曳光榴弾、二式榴弾、マ202(特殊焼夷弾)、二式代用弾(訓練用の演習弾)である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二式二十粍固定機関砲」の詳細全文を読む
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