翻訳と辞書
Words near each other
・ 二式単戦 鍾馗
・ 二式単戦「鍾馗」
・ 二式大型飛行艇
・ 二式大艇
・ 二式小型輸送滑空機
・ 二式小銃
・ 二式戦
・ 二式戦闘機
・ 二式拳銃
・ 二式擲弾器
二式水上偵察機
・ 二式水上偵察機 (曖昧さ回避)
・ 二式水上戦闘機
・ 二式水戦
・ 二式砲戦車
・ 二式練習用戦闘機
・ 二式練習用飛行艇
・ 二式練習飛行艇
・ 二式艦上偵察機
・ 二式艦偵


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

二式水上偵察機 : ウィキペディア日本語版
二式水上偵察機[にしきすいじょうていさつき]

二式水上偵察機(にしきすいじょうていさつき)は大日本帝国海軍が制式採用した単発、複葉、複座、双浮舟の水上偵察機二式単座水上偵察機との区別のために二式複座水上偵察機とも呼ばれる〔野沢正 『日本航空機総集 愛知・空技廠篇』 出版協同社、1959年、34頁。。〕。設計はドイツハインケル、生産は愛知航空機。ハインケル社での社内呼称はHD-25である。
== 概要 ==
本機は艦載水偵として艦上に設置した滑走台より発進するのが大きな特徴となっている。設計はいたって常識的でスタガット式の複葉(上翼が下翼よりやや前方にある)、双浮舟式、開放式縦列複座であった。1926年(大正15年)に試作機がドイツので初飛行し、日本に輸入し行われた試験の結果、1928年(昭和3年)3月に制式採用され、二式水上偵察機と命名された。愛知航空機で16機が生産〔資料によっては輸入2機、愛知での生産14機とする物もある〕され、巡洋艦搭載水偵として使用された。なお、輸入当初のHD-25のことを海軍はハインケル式軍艦用水上機と呼称していた。
また、同じ1928年には逓信省航空局の民間旅客機試作要求にあわせて、非武装型の水上旅客機AB-1(乗員:2名、旅客:4名)が1機生産された。三菱MC-1中島のND-25と比較試験が行なわれたが、複列操縦席が主翼の後ろにあって視界が悪い上、開放式の操縦席、複葉羽布張りという旧式な構造が問題視され、日本航空輸送で訓練や社員の輸送に用いられただけであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「二式水上偵察機」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.