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二朱金[にしゅきん] 二朱金(にしゅきん)とは、江戸時代に流通した金貨の一種。 二朱判(にしゅばん)ともいう。 == 概要 == 形状は長方形短冊状。 表面には、上部に扇枠に五三の桐紋、下部に「二朱」の文字が刻印されている〔瀧澤武雄,西脇康 『日本史小百科「貨幣」』 東京堂出版、1999年〕。 裏面には「光次」の署名と花押が刻印されている。また、最初に鋳造された元禄二朱金には、裏面右上部に鋳造時期を示す年代印「元」が刻印されている。 額面は2朱。その貨幣価値は1/8両に相当し、また1/2分に相当する。 一朱金、二分金とともに、小判、一分判に対し一両あたりの含有金量が低く抑えられ、補助貨幣的に用いられた〔『新訂 貨幣手帳・日本コインの歴史と収集ガイド』 ボナンザ、1982年〕。 元禄10年(1697年)に初めて発行されたが、宝永7年(1710年)の乾字金の発行に伴い通用停止、その後天保3年(1832年)に天保二朱金、万延元年(1860年)に万延二朱金が発行された。万延二朱金は後に明治二朱金と改名して明治2年(1869年)まで鋳造されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二朱金」の詳細全文を読む
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