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二林事件(にりんじけん)は日本統治時代の台湾彰化二林地区で発生した待遇改善を求める甘蔗農家らによる農民運動であり、その後の台湾の農民運動の嚆矢となった事件である。 == 事件の背景 == 1923年(大正12年)から二林地区の甘蔗農民は、林本源製糖株式会社の渓洲製糖工場に甘蔗の価格を引き上げるよう要求を続けていたが、工場からの回答は得られなかった。1925年(大正14年)1月1日、二林地区出身の医師である李応章らが中心となり、甘蔗農民らの力を結集すべく農民大会が開かれた。のちの6月28日に「二林蔗農組合」が正式に組織された。李応章が総理となり、会員は400名余りだった。これは台湾で最初の農民運動である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二林事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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