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流体包有物[りゅうたいほうゆうぶつ] 流体包有物(りゅうたいほうゆうぶつ、英語 fluid inclusion)とは、鉱物結晶中に捕獲された流体のことである。通常、流体包有物は鉱物中に存在する数μmから数mm程度の非常に狭い空間に捕獲されており、透明結晶中に流体包有物が多数存在している場合、肉眼では白っぽい濁りや曇りとして観察される。 == 特徴 == 身近な例としては、石英中に観察される白っぽい曇り、天然の氷の結晶中に観察される気泡などが挙げられる。流体包有物は、石英の他にも、ダイアモンド、緑柱石、コランダム、石膏、などの種々の透明鉱物、また黄鉄鉱などの不透明鉱物にも存在している。流体を閉じ込めている空間の形態は、不定形であったり、負結晶であったりする。流体包有物中に確認される流体としては、塩類を溶解している水、炭酸ガス・水蒸気などのガス成分、液体CO2、炭化水素が代表的である。またこのほかに、流体と一緒に固体が存在している場合がある(後述)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「流体包有物」の詳細全文を読む
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