翻訳と辞書
Words near each other
・ 二水駅
・ 二池町
・ 二沙島
・ 二没食子酸
・ 二河峡
・ 二河川
・ 二河川 (広島県)
・ 二河成男
・ 二河橋
・ 二河水源地
二河白道
・ 二泉映月
・ 二津野ダム
・ 二流
・ 二流の人
・ 二流の人 (小説)
・ 二流の人 (海援隊の曲)
・ 二流小説家
・ 二流小説家 シリアリスト
・ 二浪


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

二河白道 : ウィキペディア日本語版
二河白道[にがびゃくどう]

二河白道(にがびゃくどう)とは、浄土教における極楽往生を願う信心の比喩。ニ河喩(にがひ)とも。善導が浄土教の信心を喩えたとされる。主に掛け軸に絵を描いて説法を行った。
絵では上段に阿弥陀仏観音菩薩勢至菩薩のニ菩薩が描かれ、中段から下には真っ直ぐの細く白い線が引かれている。
白い線の右側には水の河が逆巻き、左側には火の河が燃え盛っている様子が描かれている。
下段にはこちらの岸に立つ人物とそれを追いかける盗賊、獣の群れが描かれている。
下段の岸は現世、上段の岸は浄土のこと。
右の河は貪りや執着の心(欲に流されると表すことから水の河)を表し、左の河は怒りや憎しみ(憎しみは燃え上がると表すことから火の河)をそれぞれ表す。
盗賊や獣の群れも同じく欲を表す。
東岸からは釈迦の「逝け」という声がし、西岸からは阿弥陀仏の「来たれ」という声がする。
この喚び声に応じて人物は白い道をとおり西岸に辿りつき、悟りの世界である極楽へ往生を果たすというもの。
==参考文献==

*「日本佛教語辞典」岩本裕 1988年 平凡社 557ページ
*「仏教用語事典」須藤隆仙 1993年 新人物往来社 301ページ


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「二河白道」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.