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二炭酸ジメチル(にたんさんジメチル、Dimethyl dicarbonate、DMDC)は、有機化合物で、炭酸エステルの1つ。刺激臭のある無色透明の液体である。飲料の防腐剤または殺菌剤、酢酸キナーゼとグルタミン酸デカルボキシラーゼの酵素阻害剤として使われている。 飲料に添加されると化学的に次のような反応が起こる。 * DMDC + H2O → 2CH3OH + 2CO2 * DMDC + R-OH → 炭酸エチルメチル * DMDC + NH3 → カルバミン酸メチル * DMDC + アミノ酸 → 対応するカルボキシメチル化アミノ酸 DMDCはときどき二酸化硫黄の代用品としてワインの保存料に使われ、ブレタノマイセスのような酵母菌を不活発化させる。アメリカのアメリカ食品医薬品局では、1998年にDMDCをワインに使用することが承認された。また、ドイツ(1978年から)やニュージーランドでも承認されている。 DMDCはワインの他にコーヒー、茶、シードル、フルーツワイン、蜂蜜酒の殺菌にも使われている。 == 関連項目 == * 二炭酸ジ-tert-ブチル(Di-tert-butyl dicarbonate) * ジエチルピロカーボネート(Diethylpyrocarbonate) * カルバミン酸メチル(Methyl carbamate) category:食品添加物 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二炭酸ジメチル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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