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硫化モリブデン(IV)[りゅうかもりぶでん よん]
硫化モリブデン(IV)(りゅうかモリブデン よん、)はモリブデンの硫化物で、組成式が MoS2 と表される黒色の固体である。一般的には二硫化モリブデンと呼ばれる。輝水鉛鉱(輝モリブデン鉱)として天然に産出する。固体潤滑剤としてエンジンオイルの添加物等に用いられることがある(ヤマハの2サイクルオイルの場合)。 == 結晶構造 == 硫化モリブデン(IV)は六方晶型の層状結晶構造を持ち、各層はモリブデンの層の両面を硫黄で挟んだ格好になっている。モリブデンと硫黄の結合が強固であるのに対し、層と層を繋ぐ硫黄同士の結合は弱いため、せん断力が加わると容易に層間がすべる。このため摩擦係数が低くなり、潤滑性を発揮する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「硫化モリブデン(IV)」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Molybdenum disulfide 」があります。
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