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酸化タングステン(IV)(さんかタングステン、tungsten(IV) oxide)は、化学式が WO2 の無機化合物である。青銅色の固体で、結晶は単斜晶系である〔 Wells, A. F. (1984). ''Structural Inorganic Chemistry'', 5th Ed., Oxford Science Publications. ISBN 0-19-855370-6.〕。短い W-W 結合 (248 pm) を持つ八面体配位の WO6 を中心とした歪んだルチル型の構造をとる〔。それぞれのW中心は ''d'' 2 の電子配置をとるため、大きな電気伝導性を持つ。 == 合成 == 900で40時間かけて酸化タングステン(VI)をタングステン粉末で還元することによって合成する。この反応は中間体として部分的に還元され、混合原子価状態の W18O49 を経て進行する。モリブデン類縁体である酸化モリブデン(IV) MoO2 も同様に合成される。 :2 WO3 + W → 3 WO2 単結晶は、ヨウ素を使った化学輸送法によって得られる。ヨウ素は揮発性の WO2I2 の形で WO2 を輸送する〔Conroy, L. E.; Ben-Dor, L. (1995). "Molybdenum(IV) Oxide and Tungsten(IV) Oxides Single-Crystals." ''Inorganic Syntheses'', Vol. 30, pp. 105-107. ISBN 0-471-30508-1.〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酸化タングステン(IV)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tungsten(IV) oxide 」があります。 スポンサード リンク
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