|
重言(じゅうげん、じゅうごん)は、「馬から落馬する」のように、日本語での同じ意味の語を重ねる修辞技法。二重表現、重複表現ともいう。 「巨大」「重複」「表現」など類義の漢字を重ねた熟語は、重言としないことがある。ただし、同じ漢字を重ねた「悠々」などの熟語を、畳語の類義語として重言ということがある。 一般的には好ましくない語法とされるが、意識的に用いられる場合もある。 また、言葉の意味の変化とともに二重表現とされなくなってきた例もある。さらに「きつねうどん」のように、地域によって正誤の差がある場合もある。 ==二重表現の例 == ===一般に好ましくないとされるもの=== *修飾語が不要なもの *公に公表する *馬から落馬〔これらはよく用いられる冗句でもある。〕 *馬に乗馬/○○に乗車 *お金を入金する/お金を出金する *水で冠水 *被害を被る *後で後悔する(「後で」は時制の意味で使われているが重言) *天皇の勅使 *○○に来○する(○には国名が入る) *まだ未完成/まだ時期尚早 *今の現状 *必ず必要 *若くして夭折 *期待して待つ *余分な贅肉 *被修飾語が不適なもの *訃報を伝える/訃報を知らせる *頭痛が痛い *犯罪を犯す *返事を返す *尽力を尽くす *射程距離(射程の「程」は距離の意味)〔但し慣用的に多用されており、軍事用語としても認知されている。〕〔"慣例上許容されているもの"の"すでに使用が定着しているもの"にも分類される。〕 *古来より *沿岸沿い *各○○ごと *EBM(Evidence Based Medicine)に基づく *危険が危ない *今朝の朝刊 *外来語との重複 *思いがけないハプニング *昼食のランチ *排気ガス *製造メーカー *ヒットを打つ *チゲ鍋 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「重言」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Redundancy (linguistics) 」があります。 スポンサード リンク
|