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二階堂擁立構想[にかいどうようりつこうそう]
二階堂擁立構想(にかいどうようりつこうそう)は、1984年、自民党総裁任期満了に伴う中曽根康弘の再選を阻止するため、鈴木善幸前首相・福田赳夫元首相らが、野党も巻き込んで田中派大番頭の二階堂進自民党副総裁を擁立しようとした事件である。 == 背景 == 1984年11月におこなわれる自民党総裁選に対し、中曽根は高い国民支持率を背景に早くから再選への意欲を示していた。 一方、中曽根内閣はその成立当初より、田中派の影響を色濃く受けて、「直角内閣」「田中曽根内閣」などと呼ばれていたため、鈴木・福田・河本派ら非主流派はこれに不満を持っていた。さらにこの年、田中派の二階堂進が党副総裁に起用されたことで、非主流派の不満はますます高まりを見せ、宮沢喜一(鈴木派)・安倍晋太郎(福田派)・河本敏夫(河本派)らが再選阻止の構えを見せた。 しかし、党内最大派閥を率いる田中角栄元首相が中曽根支持の方向にまわり、一般には中曽根首相の再選は堅いと見られていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二階堂擁立構想」の詳細全文を読む
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