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互換性(ごかんせい、)とは、ある部品やコンポーネント(構成要素)などを置き換えても同様に動作させることができる性質のこと。 特に工業製品では、互換性を確保することで新たなシステムを用意する必要がなくなり、コストカットを見込むことや、過去の製品からの買い替えなどを進めることができたりする。古い基準に縛られる側面もあるものの、互換性を確保するために余計なコストがかかる場合は軽視されるほか、メーカー間の互換性はベンダロックインを狙うため、あえて削ぐものもある。 == 互換性の種類 == 互換性はその性質により、以下のような種類がある。 ; 相互互換性() : 機能・性能などが酷似しており、相互に置き換えが可能なこと。交換可能性とも呼ばれる。 ; 前方互換性() : 新しいシステム向けのデータなどがそのシステムでも使用できること。 ; 後方互換性() : 古いシステム向けのデータなどがそのシステムでも全て使用できること。 ; 上位互換性 : 機能・性能・グレードが上位の製品が、下位の製品の機能も有すること。 ; 下位互換性 : 機能・性能・グレードが下位の製品が、上位の製品の機能を有すること。 これらの語はしばしば混同される。特に、後発の製品はそれ以前に発売されているものよりも機能や性能が優れていることが多く、これによって前方・上位互換性と後方・下位互換性の組はそれぞれ同義語のように扱うものもいるが、後から発売された製品が以前に発売された製品の廉価版であるときなどにこれは成り立たない。また、例えば互換性があっても上位性のないものを「上位互換」と呼ぶなどの誤用もまれに見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「互換性」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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