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互換機(ごかんき)は、コンピュータやゲーム機などにおいて、元となる製品に他社メーカーが互換性を持たせて設計・製造したハードウェアを言う。コンパチ機(Compatible machine)とも呼ばれるが、この呼び方は最近ではあまり聞かれない。代表的なものにIBM PC互換機がある。 元となる製品のメーカーと著作権侵害などで訴訟となるケースもあるが、クリーンルーム設計により合法性を確保しているもの、逆に元となるメーカーがオープンアーキテクチャを採用して普及のために互換機を容認または推進している場合もある。広義には純正機も互換機の一種である。 == コンピュータの互換機 == 互換性のレベルにより、呼び分ける場合がある。「プラグを差し替えるだけ」で(実際はそう簡単でないことが多いが)オペレーティングシステムすらそのまま使える機械を「プラグコンパチブルマシン」(PCM)、アプリケーションソフトウェア(バイナリ、またはソースコード)がそのまま使用できる場合を「ソフトウェア互換」などのように呼ぶことがある。 IBM PCはプロセッサやオペレーティングシステムは汎用品を使用し、互換性の心臓部であるAPIの仕様も公開した。このため多数のソフトウェアや周辺機器が市場に登場した。更に、BIOSのソースコードも公開したが、それはある種の「罠」で、著作権で保護されるBIOSをそのまま使うことは権利侵害であるため、当初は互換機製造は困難であった。しかしクリーンルーム設計により権利侵害を回避してBIOSを再実装することが行われ、そのようなBIOS ROMを供給するメーカーも複数あらわれた。さらに、チップセットを供給するメーカーが現れたことで、安価なIBM PC互換機が可能となり爆発的に普及しデファクトスタンダードとなった。 *メインフレーム *RCA、日立製作所、アムダール、富士通などによるIBMメインフレームの互換機(メインフレーム#種類も参照) *パーソナルコンピュータ *VTechによるアップルコンピュータのApple IIの互換機Laser 128 *各社によるIBMのPC/ATベースの互換機であるPC/AT互換機(拡張を重ねており、ハードウェア的にオリジナルと同一という意味では無い) *エプソンによる日本電気(NEC)のPC-9800シリーズの互換機EPSON PCシリーズ *パイオニアなど国内外数社によるアップルコンピュータのMacintosh互換機 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「互換機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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