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五十河[いかが]
五十河(いかが)は、京都府京丹後市の大字。かつての五十河村にあたる。丹後半島の中央部、旧大宮町の最東部に位置し、「五十河」「久住」「新宮」「延利」「明田」の5集落が含まれる〔ようこそ五十河へ いのちの里京都村〕。丹後半島屈指の多雪地域であり〔後藤勝『あんこの森 –京都府中郡大宮町五十河(通称内山山塊)に於ける植物調査報告書』、大宮町、1993年、82頁〕、約400mの低標高から広がる自然ブナ林が特徴である〔深町加津枝・奥敬一・横張真「京都府上世屋・五十河地区を事例とした里山の経年的変容過程の解明」『ランドスケープ研究』60(5)、521-526頁、1997年〕。小野小町ゆかりの里として知られている〔。 == 地理 ==
大宮町の市街地から見て北東方向にあり、南東部は与謝郡与謝野町(旧岩滝町、北東部は宮津市世屋、北西部は京丹後市弥栄町に接する〔宮津市史 通史編 上巻、219-220頁〕。集落の南東部にある鼓ヶ岳(標高569m)は北東方向に向かって山塊を形成し、集落の北側には丹後半島最高地点の高山(標高702m)や高尾山(標高620m)がそびえる〔。高尾山に源を発する竹野川は「久住」を通って南流し、同じく高尾山に源を発する五十河谷川は「五十河」・「延利」を通って南流する。五十河の各集落は両河川が形成した沖積平野上にあり、小規模ながら水田や畑地が形成されている。両河川は「延利」の西で合流して南流し、京都丹後鉄道宮津線に接近すると90度以上向きを変え、大宮町の中心部や峰山町の市街地東端を通り、丹後半島北部で日本海に注いでいる。竹野川は半島最大の長さと流域面積を誇る河川である。五十河谷川の最上流部、標高500mほどの地点には「内山」があったが、「五十河」への離村により民家は現存しない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五十河」の詳細全文を読む
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