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五方両錐形[ごほうりょうすいがたぶんしこうぞう]
化学において、五方両錐形分子構造(ごほうりょうすいがたぶんしこうぞう、Pentagonal bipyramid molecular geometry)とは、1個の原子を中心とした五方両錐形の頂点に7個の配位子が配位した分子構造のことである。完全な五方両錐形は点群 ''D''5''h'' に属し、その分子構造では、1個の原子を取り囲んでいる配位子の結合角に90°と72°の二通りがある(右上図、三方両錐形も参照)〔Cotton, F. Albert; Wilkinson, Geoffrey; Murillo, Carlos A.; Bochmann, Manfred (1999). Advanced Inorganic Chemistry (6th Edn.) New York: Wiley-Interscience. ISBN 0-471-19957-5.〕。7配位形の分子構造にはこの他に、6配位八面体形にさらに1個の配位子が付加した一面冠八面体(monocapped octahedron)形と6配位三角柱形にさらに1個の配位子が付加した四角面一冠三角柱(monocapped trigonal prism)形がある。七配位構造をとる遷移金属錯体は多いが、その対称性は通常 ''D''5''h'' より低い。 == 脚注 == 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五方両錐形」の詳細全文を読む
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