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五智国分寺[ごちこくぶんじ]
五智国分寺(ごちこくぶんじ)は、新潟県上越市にある天台宗の寺院。山号は安国山。院号は華蔵院。本尊は五智如来。 奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、越後国国分寺の後継寺院にあたる。 == 歴史 == 聖武天皇の詔によって建てられた越後国国分寺を継承するとされ、寺伝では永禄5年(1562年)に上杉謙信が現在地に移転・再興したという。移転前の当初の寺地は明らかでなく、海岸侵食で没したとする説や、岩殿山奥の院を創建地とする説等がある。 上杉謙信による再興以前については、『延喜式』に寺料2万束と見える。中世には伊豆走湯山(現・伊豆山神社)別当密厳院の末寺であり、かつては真言宗であったともいう。室町時代には万里集九が当地を訪れ、境内の様子を『梅花無尽蔵』に描写している。また寺伝では、承元元年(1207年)に親鸞が越後国に流罪になった際、親鸞は境内に草庵(竹之内草庵)を結んで住まったという〔竹之内草庵 (公式サイト)。〕。 謙信の再興以後では、『上杉年譜』から上杉景勝からの崇敬を受けたことが知られる。また江戸時代には幕府から朱印地200石が国分寺村に与えられるとともに諸役が免じられた。慶安元年(1648年)には天台宗になっていたとされる。堂宇は元禄2年(1689年)と寛政6年(1794年)の火災で全て焼失しており、その後の再建・修復を経て現在に至っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五智国分寺」の詳細全文を読む
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