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五比丘(ごびく)とは、ゴータマ・シッダルタ(釈迦)が成道して(悟りを開いて)最初に弟子となった五人の修行者。 もともとは、シャカの父であるスッドダーナ(浄飯王)の要請によって苦行林に同行した(出家したゴータマ・シッダッタ王子の身辺警護のため父王の命令で派遣されたとも言われている)。 釈迦が苦行は悟りを得る真実の道ではないとして苦行林を去り、スジャータから乳がゆの供養を得た様子を見て、ゴータマは修行に耐えられずやめたと思い込み鹿野苑へ去った。 然しながら、すぐに悟りを得た釈迦が鹿野苑へ赴いて彼らを最初に法を説いた。(これを初転法輪、しょてんぽうりん、という)。 当初、この五人の比丘は、修行を捨てた釈尊が遠くから来るのを見て軽蔑の念を抱き歓迎を拒んだ。しかし釈尊が徐々に近づくと、その堂々とした姿を見て畏敬の念を抱き、自然に立ち上がって座に迎えたといわれる。 自らが阿羅漢であり正等覚者(仏陀)であることを宣言した釈尊は、尚教えを受けることを拒む5人を説得して最初の説法を為し、阿若・憍陳如(コンダンニャ)はじめ次々とその教えを理解し預流果を得た。 彼らが仏教に帰依して布教活動したことで初期仏教教団の重要な役割を果たしたといわれる。初転法輪は、説法波羅奈(せっぽうはらな)として釈尊の人生の4つの転機の1つに数えられている。 尚、五人の名前は以下の通り。 == 五比丘 == * 阿若・憍陳如(あにゃ・きょうちんにょ、アニャータ・カウンディンニャ、コンダンニャ) * 阿説示(あせつじ、アッサジ) * 摩訶摩男(まかなまん、マハーナーマン) * 婆提梨迦(ばつだいりか、バドリカ、バッディヤ) * 婆敷(ばしふ、ヴァシュフ、ワッパ、ヴァッパ) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五比丘」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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