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五色塚古墳 : ウィキペディア日本語版
五色塚古墳[ごしきづかこふん]


五色塚古墳(ごしきづかこふん)は、兵庫県神戸市垂水区にある前方後円墳。国の史跡に指定されている。
別名「千壺(せんつぼ)古墳」。播磨地方ひいては兵庫県最大の規模で、築造年代は4世紀末から5世紀初頭と推定されている。
== 概要 ==
墳丘は前方部を南西に向けた三段構築の前方後円墳で、全長194メートル、高さは前方部で11.5メートル、後円部で18メートル、墳丘は葺石で覆われている。兵庫県下最大の古墳である〔神戸市教育委員会 『史跡 五色塚古墳 小壺古墳』(パンフレット) 2009年〕。
「五色塚古墳」の呼称は、明石海峡を挟んで対岸の淡路島西南部の五色浜付近からを運んで葺かれたことに由来するという説もあったが、時間帯で変わる太陽の光によって葺かれた石が異なる色で反射することに由来するという説も出てきている。古墳は三段に築かれ、一番下の段の葺石は付近のものであるが、上二段の葺石は淡路島東側で産出するものである〔。
日本書紀』神功摂政元年春二月の条に「播磨に詣りて山陵を赤石(明石)に興つ。仍りて船を編みて淡路嶋にわたして、其の嶋の石を運びて造る」という記事があり、これが、五色塚古墳に関する伝承と云われている。瀬戸内海の海上交通の重要地点である明石海峡を望む高台に造られていることから、明石海峡とその周辺を支配した豪族の墓と考えられる〔。
(当時より空堀であったと考えられている)のなかには前方部と後円部が接するあたりの東側に1辺20メートル、高さ5メートルの方形、および後円部の東側にも高さ1.5メートルのマウンドがある。当時は石が葺かれていた。埴輪のほとんどは鰭付円筒埴輪で、4~6本に一本の割合で鰭付朝顔形埴輪が立てられており、ほかに蓋形埴輪盾形埴輪が少数、出土している〔。濠の中には島状の土壇が造られ、祭祀を行った場所であると考えられている〔。
また、すぐ隣には、直径60メートルの円形の「小壺(こつぼ)古墳」(国の史跡)があり、
五色塚古墳より少し古い時代に造られたと考えられている(こちらは葺石はされていない)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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