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五藤光学研究所・マークX : ウィキペディア日本語版 | 五藤光学研究所・マークX[まーくえっくす] マークX(マークえっくす)とは五藤光学研究所が製造していた赤道儀式架台で、使用目的に合わせてパーツを自由に組み合わせることができるシステム望遠鏡〔『天体望遠鏡のすべて'85年版』p.19-20。〕〔『天体望遠鏡のすべて'87年版』p.20-21。〕の先駆けとして1976年に発売〔http://www.goto.co.jp/corporation/corpo_history.html〕された。 精度が高く〔、また高精度メタルの中空軸に極軸を挿入するなど耐寒設計〔〔され気温が摂氏-20度でもスムーズに作動する〔『天体望遠鏡のすべて'87年版』p.66。〕。外装色がメタリックブルーだったことは衝撃を与え〔、すでに製造中止となって久しいが未だ人気がある。 8cm屈折鏡筒は微光天体用のF8.25、万能のF12.5、月惑星用のF15の3種類が揃えられていた〔『天体望遠鏡のすべて'81年版』p.18-20。〕〔『天体望遠鏡のすべて'83年版』p.15-16。〕。 == システムの概要 == MX-3 架台、MX-1 ベースモデル、MX-2 赤緯軸、MX-7 汎用軸、屈折用筒受、MX-4 観測装置取付板、MX-8 L型取付板等の接続部分は全て共通で、M5×16ミリメートル(以降mm)のステンレスキャップボルト4本をナット座ピッチ直径86mmで使用して固定する。雌ネジ部分には超硬質ヘリサートスクリューを埋め込んであり度重なる分解組み立てにも対応している〔〔〔。 「MX-1 ベースモデル+MX-4 観測装置取付板+MX-20 減速微動装置」の最小構成を一般写真用三脚に載せるとポータブル赤道儀として天体写真撮影の遠征に携行することができる。
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