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五馬渡江 : ウィキペディア日本語版
五馬渡江[ごばとこう]
五馬渡江(ごばとこう)は、中国西晋が311年に永嘉の乱に遭い混乱し、愍帝匈奴系であるに捕虜にされたのち殺されて王朝が滅亡した時、既に長江を渡って避難していた5人の西晋宗室の諸侯王建業(今の南京)において東晋王朝を建立したことを指す〔『晋書』六巻 帝紀第六にいう。太安の際、童謠にて、「五馬浮渡江,一馬化為龍。(5頭の馬(司馬氏)が長江を浮かんで渡り、1頭の馬(司馬氏)が龍に化ける。)」と謡われた。永嘉の乱に及び、歳、鎮、光惑、太白聚門、牛之間の識者は呉越の地を王者の興り盛んになる地と思った。年が経ち、王室が転覆するに及び、琅琊王、西陽王、汝南王、南頓王、彭城王の五王が王室を得て救って、遂には琅琊王の司馬睿が童謡の通りに龍に化けるが如く帝位に上り詰めた。
:《晉書 卷六 帝紀第六》:太安之際,童謠雲:「五馬浮渡江,一馬化為龍。」及永嘉中,歲、鎮、熒惑、太白聚鬥、牛之間,識者以為吳越之地當興王者。是歲,王室淪覆,帝與西陽、汝南、南頓、彭城五王獲濟,而帝竟登大位焉。〕。
== 五馬王 ==

*琅琊王司馬睿(景文) - 後の元帝
*西陽王司馬羕(延年) - 汝南王司馬亮の子
*南頓王司馬宗(延祚) - 司馬亮の子
*汝南王司馬祐(永猷) - 司馬亮の孫。前二人の甥。
*彭城王司馬紘(偉徳) - 司馬馗(季達)の玄孫。東海王司馬越の遠戚。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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