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井上 周八(いのうえ しゅうはち、1925年(大正14年)3月9日 - )は、日本の経済学者。専攻は農業経済学。立教大学名誉教授。チュチェ思想国際研究所名誉理事長。 マルクス経済学における地代論で知られる。立教大学在職中より北朝鮮と朝鮮労働党のチュチェ思想の宣伝工作に熱意を燃やし、日本におけるチュチェ思想宣伝の旗振り役として知られる。 == 人物 == 特攻隊に志願するも、終戦後は日本共産党に入党(のちに脱党)。立教大学・東京商科大学(現一橋大学)卒業(高島善哉ゼミナール)後、立教大学大学院を経て、立教大学助手・講師・助教授・教授を務める。また、並行してチュチェ思想国際研究所理事長も歴任。 中華人民共和国における文化大革命を支持した。 立教大学在職中に訪朝して、北朝鮮に社会主義による理想郷の形を見出し、以後北朝鮮崇拝を一貫して続けている。このことについては当時、日本社会党・公明党の機関紙にも訪朝記を寄稿しているとのことである。1990年前後の社会主義国の崩壊については、「人間改造を怠ったため」であるとし、なおマルクス主義は意義を失っていないと主張する。 1997年の黄長燁韓国亡命事件に関して、「世界に通用する主体思想を韓国人に理解させるため、高齢の黄書記は最後のかけに出た」と述べる。 また、北朝鮮による拉致事件を長年にわたり「全くのデマ」と否定し続けてきた。 ゼミ生から後継の弟子は生まれなかった。後に学者となったゼミ生も井上の力でなった者はいない(井上周八、田村信吾「久保田順先生の人と学問」『立教経済学研究』第51巻3号、1998年1月、140頁)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「井上周八」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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