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井上 荒野(いのうえ あれの、1961年2月4日-)は、日本の小説家。本名同じ。東京都出身。 小説家井上光晴の長女に生まれる。調布市立第三中学校、玉川学園高等部を経て、成蹊大学文学部英米文学科卒。1989年、「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞するが、その後小説を書けなくなる。絵本の翻訳などをしていたが、2001年に『もう切るわ』で再起。2004年、『潤一』で第11回島清恋愛文学賞、2008年、『切羽へ』で第139回直木賞受賞。2011年、『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞受賞。現在、トーハン発行の新刊ニュース(月刊)で短編小説を連載中。 == 作品リスト == === 著書 === * 『グラジオラスの耳』(1991年5月 福武書店 / 2003年1月 光文社文庫) * 収録作品:グラジオラスの耳 / 暗い花柄 / わたしのヌレエフ / 楽天ちゃん追悼 / ビストロ・チェリイの蟹 * 『もう切るわ』(2001年10月 光文社 / 2004年10月 光文社文庫) * 『ひどい感じ 父・井上光晴』(2002年8月 講談社 / 2005年10月 講談社文庫) * 『ヌルイコイ』(2002年10月 光文社 / 2005年10月 光文社文庫) * 『潤一』(2003年11月 マガジンハウス / 2006年12月 新潮文庫) * 収録作品:映子・三十歳 / 環・二十八歳 / あゆ子・六十二歳 / 美雪・二十六歳 / 千尋・二十九歳 / 瑠依・十四歳 / 香子・四十三歳 / 希・三十八歳 / 美夏・二十歳 / 潤一・二十六歳 * 『森のなかのママ』(2004年3月 集英社 / 2007年5月 集英社文庫) * 『だりや荘』(2004年7月 文藝春秋 / 2007年8月 文春文庫) * 『しかたのない水』(2005年1月 新潮社 / 2008年2月 新潮文庫) * 収録作品:手紙とカルピス / オリビアと赤い花 / 運動靴と処女小説 / サモワールの薔薇とオニオングラタン / クラプトンと骨壺 / フラメンコとべつの名前 * 『誰よりも美しい妻』(2005年12月 マガジンハウス / 2009年2月 新潮文庫) * 『不恰好な朝の馬』(2006年10月 講談社 / 2011年3月 講談社文庫) * 収録作品:不恰好な朝の馬 / クリームソーダ / 額縁の犬 / 鹿田温泉 / スケッチ / 虫 / 初夏のペリメニ * 『学園のパーシモン』(2007年1月 文藝春秋 / 2009年9月 文春文庫) * 『ズームーデイズ』(2007年7月 小学館 / 2008年11月 小学館文庫) * 『ベーコン』(2007年10月 集英社 / 2009年6月 集英社文庫) * 収録作品:ほうとう / クリスマスのミートパイ / アイリッシュ・シチュー / 大人のカツサンド / 煮こごり / ゆで卵のキーマカレー / 父の水餃子 / 目玉焼き、トーストにのっけて / ベーコン * 『夜を着る』(2008年2月 文藝春秋 / 2010年10月 文春文庫) * 収録作品:アナーキー / 映画的な子供 / ヒッチハイク / 終電は一時七分 / I島の思い出 / 夜を着る / 三日前の死 / よそのひとの夏 * 『切羽へ』(2008年5月 新潮社 / 2010年11月 新潮文庫) * 『あなたの獣』(2008年11月 角川書店 / 2012年1月 角川文庫) * 収録作品:砂 / 飴 / 桜 / 窓 / 石 / 南 / 祭 / 海 / 声 / 骨 * 『雉猫心中』(2009年1月 マガジンハウス / 2011年12月 新潮文庫) * 『ひみつのカレーライス』(2009年4月 アリス館) - 絵:田中清代 * 『静子の日常』(2009年7月 中央公論新社 / 2012年6月 中公文庫) * 『つやのよる』(2010年月 新潮社 / 2012年12月 新潮文庫) * 『もう二度と食べたくないあまいもの』(2010年4月 祥伝社 / 2013年4月 祥伝社文庫) * 収録作品:幽霊 / 手紙 / 奥さん / 自伝 / 犬 / 金 / 朗読会 / オークション / 裸婦 / 古本 * 『ベッドの下のNADA』(2010年12月 文藝春秋 / 2013年5月 文春文庫) * 収録作品:だんまり虫 / ばかぼん / おもいあい / 交換日記 / おしっこ団 / タナベ空 * 『ハニーズと八つの秘めごと』(2011年3月 小学館) * 収録作品:ブーツ / 泣かなくなった物語 / 粉 / 虫歯の薬みたいなもの / 犬と椎茸 / 他人の島 / きっとね。 / ダッチオーブン / ハニーズ * 『そこへ行くな』(2011年6月 集英社 / 2014年7月 集英社文庫) * 収録作品:遊園地 / ガラスの学校 / ベルモンドハイツ401 / サークル / 団地 / 野球場 / 病院 * 『キャベツ炒めに捧ぐ』(2011年9月 角川春樹事務所 / 2014年8月 ハルキ文庫) * 『だれかの木琴』(2011年12月 幻冬舎 / 2014年2月 幻冬舎文庫) * 『結婚』(2012年3月 角川書店) * 『夜をぶっとばせ』(2012年5月 朝日新聞出版) * 収録作品:夜をぶっとばせ / チャカチョンバへの道 * 『さようなら、猫』(2012年9月 光文社) * 収録作品:自分の猫 / わからない猫 / 赤ん坊と猫 / 降りられない猫 / 名前のない猫 / ラッキーじゃなかった猫 / 他人の猫 / 二十二年目の猫 / さようなら、猫 * 『それを愛とまちがえるから』(2013年1月 中央公論新社) * 『あなたにだけわかること』(2013年5月 講談社) * 『ほろびぬ姫』(2013年10月 新潮社) * 『夢のなかの魚屋の地図』(2014年1月 幻戯書房) - エッセイ集 * 『虫娘』(2014年8月 小学館) * 『荒野の胃袋』(2014年9月 潮出版社) - ショート・エッセイ集 * 『悪い恋人』(2014年12月 朝日新聞出版) * 『リストランテアモーレ』(2015年4月 角川春樹事務所) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「井上荒野」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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