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亜急性甲状腺炎[あきゅうせいこうじょうせんえん]
亜急性甲状腺炎(あきゅうせいこうじょうせんえん)とは、甲状腺腫大・甲状腺中毒症状を主体とする一過性の炎症性疾患。 == 疫学・病態 == スイスの外科医フリッツ・ド・ケルバン(Fritz de Quervain)によって報告されたことから、ド・ケルバン甲状腺炎とも呼ばれる。好発年齢は30~50歳代、男女比は1:3~6と女性に多い。 本疾患の本態は、甲状腺での炎症により甲状腺腫大と組織破壊を生じ、甲状腺ホルモンが血中に漏出することにある。しばしば上気道感染に続発して発症しており、季節性が見られることと、無治療でも自然に治癒することからもウイルス感染が原因と考えられているが、未だに起因ウイルスの同定には至っていない〔。病理的には濾胞構造の破壊や間質への単核球浸潤が認められ、多核巨細胞の出現と肉芽腫様変化が特徴である。また、HLA-Bw35との高い関連が知られている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「亜急性甲状腺炎」の詳細全文を読む
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