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天然の亜鉛(Zn)は、64Zn, 66Zn, 67Zn, 68Zn, 70Znの5種の安定同位体が存在し、最も豊富なのは天然存在比が48.6%の64Znである。21種の放射性同位体が特徴付けされているが、その中で最も存在比が多く安定なのが半減期が244.26日の65Znと、46.5時間の72Znである。他の放射性同位体は半減期が14時間以下で、その大部分は1秒以下である。また、核異性体が10種存在する。 亜鉛は核兵器の加塩材料に提案されている(コバルトが有名)。同位体分離された64Znの被覆は、熱核兵器由来の強烈な高エネルギー中性子束による照射を受けると、約2.27 MeVのガンマ線を放出する半減期が244日の65Znに変化し、数日に渡って核兵器の放射性降下物の放射能を増加させる。しかし、このような兵器が使われたことはない。 標準原子量:65.409(4) u == 一覧 == * #でマークされた値は、全てが純粋に実験値から算出されたものではなく、一部体系的な傾向から導き出された推定値を含んでいる。明確なデータが得られていない核スピンに関しては、かっこ書きで表記している。 * 数値の最後にかっこ書きで表記しているのは、その値の誤差を示している。誤差の値は、同位体の構成と標準の原子質量に関しては、IUPACが公表する誤差で表記しており、それ以外の値は、標準偏差を表記している。 * 半減期のaは年、dは日、minは分、sは秒、msはミリ秒、µsはマイクロ秒、nsはナノ秒を表す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「亜鉛の同位体」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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