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トレード ()とは、団体プロスポーツ競技のチームが互いに所属選手を交換すること、あるいは所属選手と金銭などを交換することをいう〔トレードとは - 意味/解説/説明/定義 : スポーツ用語辞典 〕。 ==プロ野球== プロ野球では、フリーエージェント、自由契約後、ポスティングシステムなどの移籍以外をトレードと呼ぶ。異なるリーグ間の球団で、レベル的に近いお互いの選手を入れ替える交換トレードが多いが、移籍元球団に金銭を支払って選手を迎え入れる金銭トレード、交換トレードと金銭トレードの併用もあり、同じリーグの球団でトレードが行われるケースもある。何の代償もなしに選手を譲渡する無償トレードと呼ばれるものもある〔金銭トレードでも移籍金が非常に低額な「実質無償トレード」という場合もある。巨人が本原正治、山田武史をダイエーに譲渡したときの移籍金は二人で数十万円だったといわれる。〕。また、3球団を巻き込んだトレードは三角トレードと呼ばれる。通常のトレードは選手の意思に関係なく球団間の合意で決定されるが、本人の希望による場合も稀にある〔門田博光がオリックス、ダイエーに移籍した例など。〕。 また、特に技能面と人間性で優れた中堅・ベテラン選手のトレードの場合、選手に新天地での活躍のチャンスを与えるという目的と同時に、現役引退後にコーチなどの指導者としていつかはチームや球界に戻ることを前提として、そのために必要な(そして、単一の球団にいただけでは得られないような)さまざまな知識・経験を他球団で受ける指導を通じて積ませるという長期的な観点が、移籍元チームにとっては目的の1つとなっていることがある。 かつてのアメリカのトレードには奇妙な代償も存在したとされる。例えば、サイ・ヤングが若手時代にトレードされた時の移籍金「スーツ1着」、レフティ・グローブがトレードされた時の「獲得した球団の負担で放出した球団の本拠地に外野フェンスを作る」、など〔玉木正之「プロ野球大事典」、新潮文庫〕。最近では2008年にアメリカ独立リーグのジョン・オドムが「バット10本」とトレードされた事例がある(ただしこれはオドムが暴行罪により、前チームのあるカナダに入国できなかったための救済措置と見る向きもある)。 なお、移籍後の成績については、同一リーグに移籍した場合は前所属チームでの成績から引き続いて通算するが、異なるリーグに移籍した場合は、0からの再スタートとなる(いずれの場合も、最終的なシーズン記録としては、所属した球団別に残される)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トレード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Trade (sports) 」があります。 スポンサード リンク
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