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交替性チューリングマシン : ウィキペディア日本語版
交替性チューリング機械[こうたいせいちゅーりんぐきかい]
交替性チューリング機械(こうたいせいチューリングきかい、)は、非決定性チューリング機械 (NTM) の一種であり、複雑性クラス NP および co-NP の定義で使われる規則を一般化した計算受理規則を持つ。1976年、Chandra と Stockmeyer が ATM の概念を定式化した。
== 定義 ==

=== 概要 ===
NP の定義では、計算の「存在的様式 (existential mode)」が使われる。すなわち、任意の選択が受理状態に到達すれば、計算全体が受理されたことになる。co-NP の定義では、計算の「全称的様式 (universal mode)」が使われる。すなわち、全ての選択が受理状態に到達すれば、計算状態が受理されたことになる。交替性チューリング機械(より正確に言えばそのような機械における受理の定義)はこれら2つの様式を混在して利用する。
交替性チューリング機械は非決定性チューリング機械の一種であり、その状態は2つの集合、「存在的状態 (existential states)」と「全称的状態 (universal states)」に分けられる。存在的状態では、受理状態となる遷移が1つでもあれば受理される。全称的状態では、全ての遷移が受理状態となる場合にのみ受理される。従って、遷移のない全称状態は無条件で受理され、遷移のない存在状態は無条件で拒絶される。機械全体としては、初期状態が受理される場合に受理する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「交替性チューリング機械」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Alternating Turing machine 」があります。



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