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交野の少将[かたののしょうしょう] 『交野の少将』(かたののしょうしょう)は、平安時代に成立したと見られる日本の物語。『交野少将物語』とも呼ばれる。また、その主人公と目される架空の人物(モデルとなったと見られる実在の人物については後述)。作者は不詳。現存する写本はなく、逸書となっている。 == 概要 == 「交野」は河内国交野郡、現在の大阪府交野市のこと。「交野少将」は右近衛少将・藤原季縄の通称で、楠葉(現在の大阪府枚方市)に別荘を所有していた季縄自身ないし季縄と交友があり、しばしば交野を訪れていた在原業平らの人物像を基にして、後世に創作された人物が「交野の少将」と見られる。 紫式部が『源氏物語』を執筆し、光源氏を登場させるまでは「交野の少将」が物語の美男子を意味する代名詞的な存在であったことが『落窪物語』や『枕草子』の記述より示唆される。また『風葉和歌集』に作中の和歌が採られており、その詞書から部分的に物語の筋書きを知ることが可能である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「交野の少将」の詳細全文を読む
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