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享保の大火 : ウィキペディア日本語版
享保の大火[きょうほうのたいか]
# 享保9年(1724年)に大阪で発生した火災。本項で述べる。
# 享保9年(1724年)に名古屋で発生した火災。
# 享保12年(1727年)に高知で発生した火災。
# 享保15年(1730年)に京都で発生した火災。西陣焼けとも呼ばれる。
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享保の大火(きょうほうのたいか)とは、享保9年(1724年)の3月21日大坂で発生した大規模な火災。火元の金屋治兵衛の祖母の名から妙知焼(みょうちやけ)とも呼ばれた。
当時の大坂市街の3分の2、実に11765軒の家屋を焼き尽くし、293人の死者を出した。大坂夏の陣大阪大空襲を除けば、大阪史上最大の規模の火災と言える。
== 概要 ==
享保9年3月21日の午の刻、堀江橋通三丁目の金屋治兵衛宅より出火。折から吹きつのる南西の風にあおられ、船場一帯に延焼。坐摩神社本願寺津村別院を焼いた後に火流は北に向かい、淀屋橋を焼き落として中之島堂島曾根崎一帯を灰燼と化した。
さらに東に延焼した炎は天満一帯に広がり、天満宮や在所の同心屋敷や町屋を焼き払い、北は長柄にまで及んだ。夜になって強まった西風に乗った炎は谷町一帯に及び、東西の奉行所を焼いて上町台地 付近に達したものの、ほど近い大坂城は類焼を免れた。
翌22日になっても火勢は衰えず、夜明けとともに北東に変わった風に乗って島之内に延焼。道頓堀を越えて千日前に及んだ。その火の夕刻、難波新地付近でようやく鎮火した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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