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京成3300形電車 : ウィキペディア日本語版
京成3300形電車[けいせい3300がたでんしゃ]

京成3300形電車(けいせい3300がたでんしゃ)は、1968年(昭和43年)から2015年(平成27年)まで在籍していた京成電鉄通勤形電車
== 概要 ==
1968年(昭和43年)11月から1972年(昭和47年)3月にかけて3301 - 3350、3353 - 3356の54両が東急車輛製造日本車輌製造汽車会社で製造された。3351と3352は欠番である。成田側から3301-3302-3303-3304の順に組成し、上野寄りユニットのない3349-3350以外は基本的に3200形同様に車両番号順の4両編成が基本である。他の赤電同様、東京都交通局都営地下鉄浅草線京浜急行電鉄への乗り入れ対応車両である。しかし、京成線・都営線方面から京急線内に直通する列車は全列車が8両編成で運転されているため、晩年は北総鉄道へのリース車(7260形)を除き、京急線内での定期運用は存在しなかった。
1次車として1968年11月に3301 - 3316の16両が製造された。3200形両扉車と外観上の差異はなく、内装の変更点として座席仕切り部にスタンションポールが付いた。台車3150形以来の空気ばね台車である。駆動装置、主電動機、台車の組み合わせは下記の通り。
*3301 - 3308:WNドライブ三菱電機製MB-3097-C2主電動機、住友金属工業製FS-361A台車
*3309 - 3316:TD平行カルダン駆動方式東洋電機製造製TDK-816-A1主電動機、汽車会社製KS-121A台車
主電動機は東洋電機製造製は3200形6M車のTDK-816-A・TDK-816-A01からTDK-816-A1に変化し、三菱電機製はMB-3097-CからMB-3097-C2に変化し、更新時に3200形6M車も部品共有のため統一した。
2次車は1969年(昭和44年)12月以降に製造された3317 - 3350、3353 - 3356の38両で、3000形3050形などとの併結を考慮して金属ばね台車に戻った。外観上にも変化が見られ、前面上部中央と側面に種別・行先表示器が設置されたことや、客用扉は窓ガラス支持用の黒Hゴムを廃したステンレス製となった点が特徴である。3325 - 3328は室内天井を試験的に白デコラ貼りにした(他車は白塗装仕上げ)。駆動装置、主電動機、台車の組み合わせは下記の通り。
*3317 - 3324、3335 - 3350:WNドライブ、三菱電機製MB-3097-C2主電動機、住友金属工業製FS-329D台車
*3309 - 3316、3325 - 3334、3353 - 3356:TD平行カルダン駆動方式、東洋電機製造製TDK-816-A1主電動機、汽車製造製KS-131台車

なお、3309~3310・3311~3312・3325~3326ユニットは、後述の冷房化時から更新までの間、試験的に主電動機を加速性のよい東洋製TDK-816-1/Aに換装し(台車は交換せず)、独特な乗り心地で親しまれてきた。この時期は姿を見なくてもこれらの編成が来たとわかったが、更新時に3200形6M車東洋車標準のTDK-816-A1に交換した。
東洋製TDK-816-1/Aの主電動機は、更新後の3200形6M車東洋車で1989年9月1992年11月に3221~3222、1991年11月1992年11月に3231~3232でも試用したが、量産化には至らなかった。
尚、後でも紹介するが3309~3312編成は2009年9月にファイアーオレンジリバイバルカラーとし営業しているが、3309~3310ユニットは、晩年となったT2006年7月の重要部検査時に3200形6M車の3257~3258ユニットで使用していたTDK-816-A01主電動機に交換した。3309~3310ユニットは低速域時の唸りが特徴。同編成の3311~3312ユニットと乗り心地が異なる。
特筆は、3308-3307は1993年12月から1998年1月にかけて主電動機を3500形で使用している東洋製TDK-8531-Aに換装し(台車は交換せず)、先頭車先頭側M台車にTDK-8531-Aを使用した際の性能を試みた。これは3500形の更新に先立ち行われ、その結果3500形更新車でも先頭台車の振り替えが実施された。
このグループは製造の都合上、必ずしも車両番号順に落成せず、最初に落成したのは1969年12月の3317 - 3320、3331 - 3332の6両で、3331 - 3332は半ユニットで落成した。その後は1970年(昭和45年)12月に3321 - 3330、1971年(昭和46年)2月に3333 - 3336、同年9月に3337 - 3340、3345 - 3350、1972年(昭和47年)2月に3341 - 3344、同年3月に3353 - 3356の順で落成した。
3351-3352が製造時より欠番となっているため、単独で運用できない3350-3349はコイルバネ台車使用の3000形 - 3100形1次車の2両固定編成(同形更新前)と組成し4両で運用(この場合は方向幕を作動停止)、または他の本形式2次車4両編成の成田寄りに連結して6両編成で運用に入っていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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